AppliancesⅡ (レジン系装置)

主にアダムスクラスプ、ボールクラスプなどの維持装置とスクリューを使用した可撤式の機械的矯正装置です。
側方に拡げるためのExpansion、扇状に拡大する為のFantype、大臼歯を遠心に移動させる為のSagittal Applianceなどがありますが、その他にも動かしたい歯牙の部位によって様々な設計の装置があります。

320
ACCO

1.主にアングルⅡ級不正咬合の改善、大臼歯の遠心移動のために用いられる。ヘッドギアは併用されることが多い
2.装置のデザインとしてはラビアルボウは中切歯部、側切歯部はレジンパッドが付与される。これは装置の維持力を高めるためと、前歯部への反作用防止目的がある

324
シャーミー

1.片側の第一大臼歯を遠心に移動するために用いる
2.主に混合歯列期の側方歯の萌出スペースの確保を目的に使用される。時には、永久歯列期にも使用される

325
拡大床(側方拡大)

1.床は正中で分割され両側性の交叉咬合、前歯部の叢生改善に使用する
2.歯列弓の拡大による未萌出、萌出途中の歯のスペース確保に使用する

326
三方向拡大床

1.主に前方歯列の唇側方向への拡大を目的として使われる(スクリューの拡大量は、平均的に3~4mm程度、唇側拡大、側方拡大することができる)
2.臼歯部の側方拡大も可能

327
拡大床
(ファンタイプUpper)

上下顎前歯部の側方拡大が、後方臼歯部に比べより多く必要とされるような歯列弓の拡大に用いられる

328
拡大床
(ファンタイプLower)

上下顎前歯部の側方拡大が、後方臼歯部に比べより多く必要とされるような歯列弓の拡大に用いられる

329
拡大床(前方拡大)

1.アングルⅡ級、アングルⅡ級2類の不正咬合の改善に多く使用される
2.前歯の反対咬合が極端に深いときはオクルーザルカバーをつける場合がある

330
拡大床(大臼歯遠心移動)

1.主にスクリューを用いて第一大臼歯を遠心方向に拡大移動するために用いる
2.第二大臼歯が萌出してくる前の6~7歳ころに使用すると効果が高い

331
サッジタルアプライアンス
(上顎)

骨格性に劣成長の状態にある上顎骨複合体に、整形的な力を加えて側方拡大と前下方への成長の促進を図るために用いる

332
サッジタルアプライアンス(下顎)

骨格性に劣成長の状態にある上顎骨複合体に、整形的な力を加えて側方拡大と前下方への成長の促進を図るために用いる

333
拡大床(Y字拡大)

1.主にスクリューを用いて臼歯部の側方遠心拡大、ならびに前歯部前方拡大を行い、不正咬合を改善する目的で使用される

334
拡大床
(ピストンスプリング)

1.構造が通常の側方拡大に用いられるスクリューとは違い、正確な方向性と力の大きさを限定できる
2.スプリングとスクリューの機能とが結びついており、力が1点に作用するので空隙が限られている歯を回転、拡大させるのに特に用いられる

335
リトラクションスクリュー

1.歯間にできたスペースを閉鎖させるために用いる
2.小臼歯先欠の症例などに用いられ、かみ合わせの改善に用いられる

336
レバーアクチベーション

舌側傾斜した下顎第二大臼歯を頬側に動かすのに使用する

337
ハビットアプライアンス

1.舌を前方に突き出す癖、異常嚥下癖、前歯部の開咬、上顎前突などの舌癖を除去するために用いる
2.口腔習癖のなかで最も多い親指を吸う拇指吸引癖にも用いることができる

338

Active Plate

339
バイトプレート

1.過蓋咬合の改善に主に使用される
2.混合歯列期の過蓋咬合の治療に使用される場合が多い
3.下顎前歯部が接触する部分のレジン床部を平坦に高く盛り上げたプレートである

340
ジャンピングプレート

1.過蓋咬合、アングルⅡ級などの不正咬合の改善に使用される
2.上顎に装着する装置で、下顎の前歯が接触する部分は臼歯部方向から前歯部に向かって下がる構造になっている

341
ウェッジプレートTypeI

機能不正の一つである低位舌の舌位挙上のために使用する

342
ウェッジプレートTypeII

機能不正の一つである低位舌の舌位挙上のために使用する

343
ウェッジプレートTypeIII

機能不正の一つである低位舌の舌位挙上のために使用する

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