AppliancesⅠ (バンド・ワイヤー系装置)

主に口腔内にバンドをセットし、装置と組み合わされた固定式の機械的矯正装置です。
代表的な装置としてはリンガルアーチ、クワドヘリクス、ナンスホールディングアーチ、 急速拡大装置などが挙げられます。
その他にも保定や拡大、弾線などを用いた移動など様々な目的別に、多種の装置があります。

301
リンガルアーチ

1. 動的矯正治療後の保定
2. 側方歯群が早期欠損した際の保隙
3. フックや弾線を使用する場合の主線

302
リンガルアーチ

with Lingual Lock

303
リンガルアーチ

with Sheath(ストレート用)

304
リンガルアーチ

with 3D

305
ナンスホールディングアーチ(ストレートタイプ)

1.主に抜歯ケースに使用され、臼歯部の近心移動の防止。ブラケットとも併用されることが多く、加強固定の装置として使用される
2.臼歯部のわずかな拡大や臼歯の回転を容易にするための固定源として用いられる

306
ナンスホールディングアーチ(リバースタイプ)

1.主に抜歯ケースに使用され、臼歯部の近心移動の防止。ブラケットとも併用されることが多く、加強固定の装置として使用される
2.臼歯部のわずかな拡大や臼歯の回転を容易にするための固定源として用いられる

307
トランスパラタルアーチ

1.上顎大臼歯の固定、回転、圧下、遠心移動、拡大、狭窄に使用する
2.頬舌側ルートトルクの調整のために使用する

308
ハビットアプライアンス

1.舌を前方に突き出す癖、異常嚥下癖、前歯部の開咬、上顎前突などの舌癖を除去するために用いる装置である
2.口腔習癖のなかで最も多い親指を吸う拇指吸引癖にも用いることができる

309
クワドヘリックス

1.上顎の乳歯列、混合歯列、永久歯列全てにおいて歯列弓の拡大に使用する
2.大臼歯のローテーションに使用する
3.アクチベートする際、前方弓状部分を三叉で屈曲すると大臼歯群を拡大することができる。また内側、両側のワイヤーを屈曲することで、大臼歯の遠心舌側への回転と犬歯間にスペースをあけることができる

310

Quad Helix with Sheath
上)ストレート
下)カーブ(MIA)

311
バイヘリックス

1.上下顎の乳歯列、混合歯列、永久歯列すべてにおいて歯列弓の拡大に使用する
2.大臼歯のローテーションに使用する
3.アクチベートする際、前方弓状部分を三叉で屈曲すると大臼歯群を拡大することができる。また内側、両側のワイヤーを屈曲することで、大臼歯の遠心舌側への回転と、犬歯間にスペースをあけることができる

312
ポーター

1.上下顎で用いられ多少の違いはあるがクワドヘリックス、バイヘリックスとほぼ同様の働きをする主な違いとしてはヘリカルがないため、矯正力が全者よりも多少強いことである

313
急速拡大装置
(ハイラックスタイプ)

1.狭窄歯列や両側性、片側性の交叉咬合の改善に使用する
2.金属のみから成る拡大装置で約11mmのアクチベーションが可能な縫合拡大スクリューと、安定のためのリンガルアーム、第一大臼歯と第一小臼歯4つのバンドから構成されている
3.アクチベートの速度が速い(1日2回、朝夕に1/4回転(0.4mm)し、14日間で拡大が完成する

314
急速拡大装置
(ハスタイプ)

1.側方拡大(急速)に用いられる
2.歯と口蓋粘膜に力を分散するので、歯の傾斜を抑えながら拡大したいときに使用する

315

Rapid Expansion(Fan Type)

316
急速拡大装置
(マクナマラ)

1.両側拡大に用いられる
2.上下前歯部のオーバーバイトをなくし、アングルⅡ急の不正咬合を改善するために用いる
3.下顎の垂直方向への成長がある場合、臼歯部のバイトプレートによる圧下効果を期待して使用する

317

Rapid Expansion(Bulldozer)

318
クローザット

1.側方拡大、回転、近遠心及び頬舌側への歯の移動が可能は装置である
2.バンドを用いたクワドヘリックスやバイヘリックスと用途はほぼ同じである

319
GMD

1.上顎第一大臼歯の遠心移動を目的として用いられる。GMDを使用するためには、上顎第一小臼歯、第二小臼歯が完全に萌出していなければならない。前歯部のスペースがあれば、GMDを使用する前に閉鎖しておくべきである
2.患者さんの協力がある場合はヘッドギアも併用可能である。1年弱で改善が可能であるが、これ以上の期間になると口蓋組織の基底部に炎症が生じるようになる。スペースは急速に開くため、調節は可撤式と同様の弱い力で十分である

321
リップバンパー

1.下顎第一大臼歯をアップライトさせ、わずかに遠心移動、拡大あるいは回転させることが目的として用いられる
2.歯列に口唇圧がかからないようのすることができ。舌が切歯を前方移動させるのを可能にする
3.装置は第一大臼歯のバッカルチューブに挿入する唇側ワイヤーから成っていて、ワイヤーフレームワークは歯列より2~3mm唇側に位置し、パッド(バンパー)は、ワイヤーの痛みから口唇を保護する役割を持つ

322
ペンデュラムアプライアンス

1.上顎大臼歯の遠心移動に用いられる
2.側方拡大(スクリューを使用した場合)することも可能である

344
クレア

1.上下顎の乳歯列、混合歯列、永久歯列すべてにおいて歯列弓の拡大に使用する

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